生活をする上でも、マーケティングはしているのはわかっていただいたと思いますが。次はマーケティングを会社でやるとしたらどこの部署がやるべきなのか?多くの人が思い浮かべるのは、「市場調査」や「テレビCM」がマーケティングだとお思いですが、「市場調査」や「テレビCM」はマーケティングの一部にすぎません。
マーケティングの仕事内容は大きく分けて3つあります。
目次
マーケティングの大切な「3つの仕事」
①新しい商品・サービスを発案し、具体的な企画を立てる
市場を調べたり、流行りを読んだりオリジナリティのある商品アイディアを出すなどして、新しい商品・サービスを発案して組み立てをする。
- 市場を調べる
- 流行を読みとる
- オリジナリティのある商品アイディアを出す
など
②新しい商品・サービスをどのように販売するのか考える
どのようなユニークで斬新なアイディアでも実現し、販売ができなければ意味がありません。アイディアを商品化して、生産体制を整え販売方法の確立をしなければいけません。
- 生産工場を決める
- 販売店の選択
- 紹介パンフレットの作成
など
③既存の商品サービスの売り上げの拡大をする
どんな人が商品を購入し、これからはどのような人が買う可能性があるのか調べ、常に新しい販売方法を考え実施する。
- どんな人が商品を買っているのか調べる
- また買う可能性がある人を探す
- 新たな販売方法を考える
など
上記の事を考えると、会社のどこの部署にいてもマーケティングは必要です。
具体的に部署ごとに考えてみました
番号は上記の「3つの仕事」の番号です。
開発部
①お客様の求める商品・サービスを企画発案
②企画書で具体化させる
営業部
②お客様が買いやすい売り場を考える
③新たなお客様向けに販売方法を考える
広報部
②お客様視点で商品の良さを伝える
③購入後、商品に愛着を抱いてもらう
お客様相談部
①お客様から新商品のヒントをもらう
③お客様の不満を改良に結びつける
生産部
①お客様満足度を高め・技術も磨く
②商品の良さを最大限にする
デザイン部
①おく客様の満足を高める商品デザインを思考する
③時代にあったデザインのものをつくる
物流部
②お客様が欲しい場面に確実に商品を届ける
③お客様により早く届ける工夫をする
調査部
①お客様が求めているモノは何か考える
③かだ購入していないが購入する可能性のある人を探す
マーケティングの3つの領域
マーケティングを考えるにあたって大切なのは次の3者が必ず関わってきます。
- お客様(消費者)
- 競争企業(相手)
- 自社(自分)
この3者を、消費者(Customer:カスタマー)、競争( Competit:コンペティター)、自社(Company:カンパニー)の頭文字をとって3Cと呼びます。マーケティングは3Cを分析することから始まり、このことを「環境分析」と呼びます。ビジネスをする上で必ず登場する3者が、まさに取り巻く環境なのです。
環境分析をする際に大切な2つの事
3Cを分析する上で大切な視点があります。この2つの視点について考えましょう。
- ミクロ視点
- マクロ視点
ミクロ視点での登場人物はお客様、競争企業(競争企業)、自社の3者です。
しかし、たとえば競争相手の企業は当然1社とは限りませんし、自社に関してもその背景には、協力者がいるはずです。(親会社、関連会社、材料会社など)このような企業は、自社が競争に勝つことを願っていますから、自社と利害関係が一致し広い意味で言うと自社になります。
マクロ視点で考えると3Cの範囲が広まってきます。ミクロ視点とマクロ視点の2つを持つと、商品やサービスの将来や消費者のニーズなどについて、予想がつきやすくなり、より深い分析ができます。