様々なツールやホームページ作成の際にペルソナを決めてしっかりと考える事は非常に大切ですが、集客を考えるときはペルソナでなくターゲットを考えて行います。ここで気づいて欲しいのはターゲットとペルソナは違うという点です。ただ、価格を下げて集客をするのであれば正直ペルソナは決めなくても良いと思います。ペルソナを決めるのはターゲットやお店の状況を分析する為です。
よくあるのが、設定をしているのに。設定しているだけ。それだけって方が結構いらっしゃいます。
せっかく決めているのだから、しっかりメリットを考えてみましょう。
目次
ペルソナを決めるメリット
・顧客に対しデータを取り分析する事でユーザー心理を明らかにする
・こちらの思い込みなどの防止(スタッフの思い込み防止)
・顧客層の共有(スタッフ間での意識のズレ防止)
・顧客の細分化
他にも様々な理由があると思いますが、上記のような事を分析するために使います。では個別に考えてみましょう。
データを取り分析する事でユーザー心理を明らかにする
POSシステムの良いものになると様々なデータが取れます。新規客のリピート率、物販の金額などですが、なかなかシステムまでって方は自分でできる事をやっていきましょう。特にリピーターさんや、コミュニケーションのとれているお客様には1人だけではなく5人〜10人前後に聞いてみてください。ここでは様々な事をデータとして取っておきたいです。来店周期以外で美容室に行こうと思うときはあるか?今、興味がある事など。様々な事をより具体的な答えが出る質問をぶつけてみましょう。
思い込み・勘違いを防止する
お客様は、分かっているようでも意外とわからないものです。今までで失敗した髪型や、スタッフの言葉使いなど。特に言葉使いなどは、馴れ馴れしく話すのと、楽しく話すのはカナリ違います。お客様が若いから、などの理由で軽々しく話すのは危険です。適切な会話の距離を保ちつつの会話にした方がいいと思います。
顧客層の共有
新規のお客様でも、そのお店の雰囲気っぽいお客様はわかると思います。スタッフ間で情報の共有をしましょう。『スタッフAさんのお客さんで、カラーを良く変えるお客様と言えば●●様』『スタッフBさんの、ケア商品を良く購入していただくのは▲▲様』など、スタッフ間でお客様の名前などが出れば、サービスなどはより向上します。
また、ネット集客する際などでは、どのようなお客様に来て欲しいかという事が伝えやすくなります。
実際に働いている主婦をターゲットにしているという美容室がホームページを考えていないというケースがありました。地域にチラシを配るだけで十分という方がいました。
ですが働いている主婦の方の時間は、OLより少なく。限られたコミュニティの中、限られた時間でお店を探されています。実際は寝る前の少しの時間、通勤時間でしかネットで探すことも、予約を取ることもできません。
行動パターンも考えしっかりとペルソナ設定しましょう。
顧客の細分化
分析する上で非常に大切です。来店周期だけでなく、パーマ・カラー・商品購入など、どの時期にどのような変化があるのかなど1だけを見るのでなく、色々な事を書き出してみましょう。書き出すことでヒントを見つける事ができます。
まとめ
ペルソナはあくまで、来て欲しいターゲットの中心です。ペルソナを決めるメリットはお店のお客様の明確化・お店とお客様の方向性の一致です。より近づける事でスタッフ・お客様・経営者が心地良いお店になっていくためにペルソナを決め良いお店にしていきましょう。下記の図の丸の内がターゲット。中心の赤い丸がペルソナです。集客はターゲットを中心に、ターゲットの方向性が間違っていないのかはペルソナを使い軌道修正ですね。